階段がつらい…その原因は「上り」と「下り」で違います
- 1月4日
- 読了時間: 3分
「階段の上り下りがつらい」
膝の痛みで来院される方から、非常によく聞くお悩みです。
実は、階段の上りと下りでは、膝にかかる負担の原因がまったく違うことをご存じでしょうか。
同じ「階段」でも、体の使い方を理解するだけで、痛みを減らすことができます。
今回は、階段の上り・下りそれぞれのポイントと、痛いときの安全な上り下りの方法をお伝えします。
階段の「上り」がつらい原因は股関節、特にお尻の筋力
階段を上るとき、本来たくさん働くのは太ももではなく股関節、特にお尻の筋肉です。
お尻の筋肉は、
・体を持ち上げる
・膝への負担を分散する
という大切な役割を持っています。
しかし、お尻の筋力が弱くなると、
その分の負担がすべて膝に集中してしまいます。
「上るときに膝がズキッとする」
「太ももばかり疲れる」
という方は、お尻がうまく使えていないサインです。
階段上りがつらい場合、膝だけでなく
股関節やお尻の筋力低下にも目を向けることが大切です。
階段の「下り」がつらい原因は膝の角度と足首
一方、階段の下りは上りとはまったく別の負担がかかります。
下りでは、
・膝が深く曲がる
・体重をブレーキしながら支える
という動きが必要になります。
このとき重要なのが、
膝の曲がる角度と足首の柔らかさです。
足首が硬いと、体重をうまく分散できず、
膝が必要以上に曲がってしまいます。
その結果、
「下りのほうが怖い」
「膝が抜けそうになる」
といった不安や痛みにつながります。
階段の下りがつらい方は、
膝だけでなく足首の動きにも原因が隠れていることが多いのです。
痛みがあるときの正しい階段の上り下り
膝に痛みがあるときは、無理をしないことが何より大切です。
上りの場合
👉 痛くない方の足から上る
先に痛くない足で体を持ち上げ、
痛い足は「ついてくる」イメージです。
下りの場合
👉 痛い方の足から下る
先に痛い足を下ろすことで、
体重を支えるのは痛くない足になります。
これは、リハビリや医療現場でも使われている基本動作で、
膝への負担を最小限に抑えることができます。
まとめ:階段は「膝だけ」を見ないことが大切
階段がつらいと、
「膝が悪いから仕方ない」と思いがちですが、
実際には
・上りは股関節・お尻の筋力
・下りは膝の角度・足首の動き
が大きく関係しています。
膝だけをケアするのではなく、
体の使い方全体を見直すことが、
階段の不安を減らす近道です。
ぜひ一度、階段の上り下りを見直してみてください。




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